ピンナップ工法
石積壁耐震補強工法
- 斜面安定工事
- 石積壁耐震補強工法
ピンナップ工法は、石積みと裏グリ石を一体化した固化体を裏グリ石層内に複数造成することで、石積壁の耐震性の向上を図る工法です。造成された固化体は、裏グリ石層の部分的な固化ですむため、排水性を失うことはありません。
特長
- 施工機が軽量・コンパクトで人力施工が可能なため、大規模な足場を必要とせず、狭隘な場所での施工性に優れます。
- 裏グリ石の部分的な固化ですむため、石積壁背面の排水性を失いません。
用途
- 石積壁の耐震対策
施工手順
- 注入ボルト打設孔の削孔
- 注入ボルトの打設
- 固化材注入
- 補強材打設孔の削孔
- 補強材定着材の注入
- 補強材打設孔の削孔プレート設置、施工完了
当工法の設計および施工は、公益財団法人鉄道総合技術研究所より発刊されている「石積壁の耐震補強設計・施工マニュアル - ピンナップ工法施工マニュアル -(平成20年6月)」に準じて実施いたします。
本工法の特許について
本工法の特許は、公益財団法人 鉄道総合技術研究所と株式会社 大林組の共同出願であり、大阪防水建設社は実施権許諾を受けています。